ファルン(英語表記)Falun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファルン」の意味・わかりやすい解説

ファルン
Falun

スウェーデン中部,コッパルベリ県の県都。ストックホルム北西約 200kmに位置する。町は銅鉱山を中心に形成された集落から始まった。工業会社としては世界で最古といわれるストラ・コッパルベリ鉱山会社 (1347創立) の本拠地として大きく発展。 1624年に都市として勅許され発展するが,1687年までに鉱床のほとんどを掘りつくし,1761年には2度の大火にあい,19世紀中頃に鉄道が敷設されるまで衰微傾向が続いた。機械,煉瓦,電気などの諸工業が立地する。ストラコッパルベリ聖堂 (1450~71) ,ルネサンス様式をもつクリスチーネ聖堂 (1642~60) などが残っている。鉱山の歴史を物語る建造物や鉱床など,銅山地域一帯は,2001年世界遺産の文化遺産に登録された。人口5万 4364 (1992推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

岩石学辞典 「ファルン」の解説

ファルン

壊れた貝殻で構成された堆積物で,フランスプロヴァンス(Provence)に産出[Cordier : 1868].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android