ファンヘナム道(読み)ファンヘナム(その他表記)Hwanghae nam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファンヘナム道」の意味・わかりやすい解説

ファンヘナム(黄海南)〔道〕
ファンヘナム
Hwanghae nam

北朝鮮の南西部にある1級行政区。道庁所在地はヘジュ (海州) 市。行政区域は1市 19郡。 1954年黄海道を南北に2分して新設された。北部はクウォル (九月) 山脈,南部はミョラク (滅悪) 山脈の末端にあたる丘陵性山地で,西は朝鮮西海 (黄海) ,南はカンファ (江華) 湾に面し,北はテドン (大同) 江の河口に達する。チェリョン (載寧) 江の下流域に広がるチェリョン平野と,南東部のヨンベク (延白) 平野は灌漑施設の整った稲作地帯。ほかにトウモロコシ,コムギダイズ,タバコ,ワタなどが栽培される。果樹栽培が盛んで,リンゴ,カキ,ナシ,モモを産するが,特にクウォル山の北西斜面にあるペンリ (百里) 果樹園のリンゴが有名。道の灌漑面積は 10万 haに達し,トラクタの導入など機械化が進んでいる。地下資源は 45年の独立後,100ヵ所以上から鉄鉱石が発見され,ウンリュル (殷栗) ,チェリョン郡などに鉱山がある。南西部のオンジン (甕津) 半島やリョンヨン (竜淵) 郡に金,銀,亜鉛の多金属鉱山があり,クミポ (九味浦) などでケイ砂を産する。工業はヘジュ市の総合機械工場で農機具鉱山機械,船舶修理が行われるほか,セメント工場もある。海岸には白砂海水浴場が多い。面積 7500km2人口 191万 4000 (1987推計) 。

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