フェダーン(その他表記)Paul Federn

改訂新版 世界大百科事典 「フェダーン」の意味・わかりやすい解説

フェダーン
Paul Federn
生没年:1871-1950

オーストリアの精神分析学者。ユダヤ人。1895年ウィーン大学医学部卒。S.フロイトのもっとも古い直弟子の一人。1908年ウィーン精神分析学会の設立に加わり,23年から副会長。フェニヘルOtto Fenichel(1898-1946),ライヒをはじめ多くの精神分析者の教育分析を行った。精神病の精神療法関心をもち,精神病は,神経症のように抑圧された性衝動攻撃衝動だけの問題でなく,むしろそれらの衝動に対処できない自我の弱さの問題であると説き,現代の精神分析の主流である自我心理学の先駆者となった。ナチスのウィーン侵入までフロイトのもとにいたが,38年アメリカに渡り,さらに自我理論を発展させたが,膀胱癌にかかり自殺した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 岸田

「アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです...

アサーションの用語解説を読む