フクドジョウ(英語表記)Noemacheilus barbatulus toni

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フクドジョウ
Noemacheilus barbatulus toni

コイ目タニノボリ科の淡水魚全長 20cmになる。体は細く,頭部はやや縦扁するが,尾部は側扁する。口ひげは 3対。尾鰭はわずかに湾入する。体色黄褐色で,不規則な暗色斑が体側および頭部にある。産卵期は 4~7月。北海道,朝鮮半島サハリン,中国東北部,シベリアに分布する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フクドジョウ
ふくどじょう / 福泥鰌
Siberian stone loach
[学]Noemacheilus toni

硬骨魚綱コイ目ドジョウ科に属する淡水魚。北東アジアに広く分布するが、日本では北海道だけから知られている。体はやや縦扁(じゅうへん)し、眼下棘(きょく)や骨質板はない。体色は黄褐色で、体側と頭部は不規則な暗褐色斑(はん)で覆われる。産卵期に雄の胸びれ鰭条(きじょう)上面や体前部に微小な追い星が現れる。河川の砂礫(されき)底にすみ、主として底生動物を餌(えさ)とする。[澤田幸雄]

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世界大百科事典内のフクドジョウの言及

【ドジョウ(鰌∥泥鰌)】より


[ドジョウ科]
 日本にはドジョウ科(Cobitididae)の魚は6属10種・亜種が分布する。これらは眼の下縁にとげをもつシマドジョウCobitisアジメドジョウNiwaellaアユモドキLeptobotiaともたないドジョウ属Misgurnus,フクドジョウ属Barbatulaおよびホトケドジョウ属Lefuaとに大別される。フクドジョウ属のフクドジョウB.toniは日本では北海道のみに産し,北海道の人々は単にドジョウといい,ふつうのドジョウをナイチドジョウ(内地鰌)と呼んで区別している。…

※「フクドジョウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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