ブト(その他表記)Boutō

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブト」の意味・わかりやすい解説

ブト
Boutō

エジプトのナイルデルタ北西部にあった古代都市。古代エジプト名「女神の家」を意味するp-Udjoのギリシア名。現テルアルファライン。下エジプト第6ノモス首都でもあった。先王朝時代にはこの地方の有力な町となり,やがて王国統一の機運が高まったおりには下エジプト王国の首都にもなった。したがって,この町の守護女神でコブラの姿をとるワジェトは重要視され,のちに上エジプト王国の守護女神ではげたかの姿をとるネクベトとともに王権守護神となった。

ブト

「ブユ」のページをご覧ください。

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改訂新版 世界大百科事典 「ブト」の意味・わかりやすい解説

ブト

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世界大百科事典(旧版)内のブトの言及

【ブユ(蚋)】より

…英名はblack flyまたはbuffalo gnat。標準和名はブユであるが,実際にブユと呼んでいる地方は少なく,東日本ではブヨ,西日本ではブトと呼ぶ地方が多い。成虫は,体長1~5mm,全体に太い感じで雌のみが吸血する。…

【ウアジェト】より

…古代エジプトの蛇の女神でギリシア人はウトUtoと呼んだ。その信仰の拠点ブトButoは〈ウアジェトの館〉の意。ブトは二つあり,一つはウアジェト神殿のあった聖なる町,他はホルスの王都で,イシスがホルスを清めオシリスの後継者としてセトとの戦いに身支度をさせた所。…

※「ブト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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