ブハースカラ(読み)ぶはーすから(その他表記)Bhāskara

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブハースカラ」の意味・わかりやすい解説

ブハースカラ
ぶはーすから
Bhāskara

インドの科学者。バースカラと表記されるほうが多く、同名の2人がいるため、1世、2世と区別している。バースカラ1世は7世紀の天文学者である。より有名なのはバースカラ2世(1114―?)で、数学天文学で大きな業績を残した。1150年ごろ、数学と天文学の書『シッダーンタシロマニ』を著した。前後編からなり、前編の『リーラーバーティー』と『ビージャガニタ』はそれまでのインドの数学を集大成したもので、インド数学最高峰を示した。後編は天文学を扱っている。

栗原 裕]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む