ブライアー(英語表記)briar/brier

大辞林 第三版の解説

ブライアー【brier】

ツツジ科の常緑低木。カフカス・地中海沿岸地方原産。葉は狭線形で小さく、三個ずつ輪生。花は白色で長さ約3ミリメートル。古株の塊状の根から良質のタバコ-パイプが作られる。ツリー-ヒース。栄樹えいじゆ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブライアー
ぶらいあー
briar
[学]Erica arborea L.

ツツジ科の常緑低木または小高木。英名ツリー・ヒースtree heath、和名はエイジュ(栄樹)という。高さ1~6メートル、若枝は長い毛茸(もうじ)を密生する。葉は普通三枚が輪生し、狭線形で長さ3~6ミリ、毛はない。3~7月、四角錐(すい)状の大きな円錐花序をつくり、白色で淡桃色を帯びた、香りのある小花を多数開く。花冠は卵状鐘形で長さ3~4ミリ。南ヨーロッパ、カフカス、北アフリカ原産。日本には1928年(昭和3)に渡来した。観賞用に温室で栽培する。繁殖は挿木による。品種のアルピナは低木で、直立する。南フランス、イタリアに産する大きな老木の根元を使ってつくるたばこパイプは、良質で有名。[小林義雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のブライアーの言及

【エリカ】より

…枝や葉の伸びる時期は十分,水や肥料をやって生長させ,夏以後は水をひかえて花芽をつけさせる。また地中海沿岸のE.arborea L.(英名brier)の根からはブライアー・パイプが作られる。 ヨーロッパ原産のハイデソウ一名ギョリュウモドキCalluna vulgaris (L.) Hull.(英名heather)はエリカの1種として栽培されるが,エリカ属ではない。…

【パイプ】より

…【大井 邦明】
[ヨーロッパ]
 はやくから粘土を素材としたクレー・パイプclay pipeが使われていた。このクレー・パイプは,ブライアー・パイプbrier pipeが登場する19世紀まで,ヨーロッパの代表的な喫煙具であった。もともとは新大陸の現住民の間で用いられていたパイプをまねてつくったといわれているが,16世紀の終りごろイギリスで製造が始まり,喫煙の流行とともにオランダなど各国で盛んにつくられるようになった。…

※「ブライアー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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