ブレイディ構想(読み)ブレイディこうそう

百科事典マイペディアの解説

ブレイディ構想【ブレイディこうそう】

1989年3月に米国のブレイディBrady財務長官が発表した,累積債務問題を打開するための新提案。民間金融機関主導による新規融資の促進に重点を置いた従来のベーカー提案などとは一線を画している。債務削減に応じない金融機関には3年間利払停止をすること,IMF世界銀行の返済保証とそれに必要な外貨の融資,IMFや世界銀行が債務国に経済再建計画策定を求めることの3点により,公的銀行の債務問題としたことが特徴である。これにより,各国政府は民間金融機関の保有する債務国向け債権の損失処理基準を緩和し,IMFや世界銀行は債務削減支援のガイドラインを発表,債務国の累積債務減に一定の進歩があった。
→関連項目コンディショナリティ

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