プスコフ州(読み)プスコフ(英語表記)Pskovs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プスコフ州」の意味・わかりやすい解説

プスコフ〔州〕
プスコフ
Pskovs

ロシア北西部の州。州都プスコフ。西はエストニアラトビア,南はベラルーシに接して位置する。東ヨーロッパ平原北西部を占め,標高 30~100mの平地と 200~300mの丘陵からなる。ベリーカヤ川が主要河川で,エストニアとの国境チュド湖,プスコフ湖がある。1月の平均気温-8℃,7月は 17℃。年降水量 600~650mm。広葉樹モミの生育地帯で,沼沢地が多く,泥炭を産する。農業は畜産中心で,アマ (亜麻) 栽培も盛ん。都市居住者は住民の約 3分の2。主要工業はラジオ・電気製品,繊維機械,食品,木材加工,アマ (亜麻) 加工などである。主要交通路は鉄道,道路で,鉄道路線密度は比較的高い。面積 5万5300km2。人口 72万4594 (2006推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android