プラクシス

デジタル大辞泉 「プラクシス」の意味・読み・例文・類語

プラクシス(〈ギリシャ〉prāxis)

実践実行行動アリストテレスでは、テオーリア観想)・ポイエーシス制作創作)と区別される政治的、道徳的行為

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精選版 日本国語大辞典 「プラクシス」の意味・読み・例文・類語

プラクシス

〘名〙 (praksis) 実践。行動。行為。対象に働きかける態度。アリストテレスでは、テオーリア(観念)、ポイエーシス(制作、創作)と区別される政治的・道徳的行為。

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世界大百科事典(旧版)内のプラクシスの言及

【実践】より

…もちろんこれらの語は,日常的には厳密に区別されない。また,理論と実践の区別も絶対的ではなく,理論も対象に働きかける人間活動である点からすれば,両者は相互に影響しあう人間活動の二つの相であり,このような上位概念としての人間活動を実践,あるいはとくに〈プラクシス〉と呼ぶこともある。 実践を意味する西欧語は,〈活動〉を意味するギリシア語のプラクシスpraxisに由来する。…

【テオリア】より

…ちなみに英語のtheatreも〈見るための場所〉,すなわち劇場を意味するギリシア語のtheatronに由来する。アリストテレスは〈プラクシスpraxis(実践活動)〉に対して〈テオリアの生活bios theōrētikos〉を重視し,これを人間生活の理想とした。最高の神も彼にとっては見ることだけをこととする〈ヌースnous(直観的理性)〉であった。…

※「プラクシス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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