プラズマテレビ(読み)ぷらずまてれび

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プラズマテレビ」の意味・わかりやすい解説

プラズマテレビ
ぷらずまてれび

プラズマディスプレー・パネル(plasma display panel=PDP)を使用したテレビ

 PDPとは、ヘリウムネオンなどの希ガスを封入して電圧を加えることで発光させるという、放電効果を利用して表示するディスプレーのこと。蛍光灯と同じような機能の小さな発光体を、数多く並べた仕組みになっている。ブラウン管より大幅に薄くすることができ、薄型テレビとして広く普及した。同じく薄型テレビである液晶テレビと比べて構造がシンプルで、輝度が高く視野角も広い。そのためプラズマテレビは、液晶テレビよりも大画面で動きも滑らかかつ鮮明という長所があるが、一方で、小型化がむずかしく消費電力が高いといった弱点もある。

 1997年(平成9)にパイオニアが世界初の商業用プラズマテレビを発売し、メーカー他社も参入した。しかしその後、液晶テレビの諸問題が解決されるとプラズマテレビの優位性は急速に低下。メーカー各社は生産から徐々に撤退し、2013年(平成25)日本でのプラズマテレビの製造は終了した。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

IT用語がわかる辞典 「プラズマテレビ」の解説

プラズマテレビ

画像表示部分にプラズマディスプレーパネルを用いたテレビ。ブラウン管に比べ薄型で、液晶テレビに比べ大型化が容易なため、大画面の薄型テレビとして普及している。◇和製語。「プラズマディスプレーパネルテレビジョン(plasma display panel television)」の略。「PDPテレビ」ともいう。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む