プロポフォール(読み)ぷろぽふぉーる(英語表記)propofol

知恵蔵miniの解説

鎮静作用のある化学物質。1965年にイギリスで発明された。日本では2001年から使用され、12年現在100カ国以上で用いられている。おもに手術時の全身麻酔に使用される強力な麻酔薬であり、適量投与すると速やかに無意識状態に陥る。睡眠導入剤や睡眠剤ではないが、入眠のために違法に用いられることもある。またプロポフォールを少量摂取した場合、恍惚的な快感を得たり意識混迷状態となったりすることから、麻薬のように違法に使用される問題も起こっている。09年には、マイケル・ジャクソンがプロポフォールの過剰投与による急性中毒で死亡した。13年2月には、韓国の著名芸能人数人が「プロポフォール」不正使用疑惑により検察聴取を受けた。

(2013-2-15)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

主に成人の手術時に使われる強力な麻酔剤副作用として、脈拍低下気管支けいれんほか筋肉細胞が血中に溶け出すなど複数の症状を併発する「プロポフォール注入症候群」も報告されている。症候群は大量投与が原因とされる。歌手のマイケル・ジャクソンさんが不眠症対策で投与され、亡くなった。

(2014-06-04 朝日新聞 朝刊 1総合)

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