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ヘブライ Hebraios

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大辞林 第三版の解説

ヘブライ【Hebraios】

イスラエル民族。また、その言語や文化。ヘブル。 〔「希伯来」とも書く〕 → イスラエル

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘブライ
へぶらい
Hebrew

ヘブライ語の'ibrに由来し、元来はヘブライ人の意であるが、のちには呼称として古代イスラエルの民族、文化、言語などを総称する際に用いられる。たとえば古代イスラエルの言語はイスラエル語ともユダヤ語ともいわず、ヘブライ語とよぶ。ヘブライ人(ヘブル人)とはもともと民族名ではなく、紀元前二千年紀、古代オリエント地域一帯に広がっていた貧しい社会層ハビルabiruと関係するらしい。その一部が目に見えない神を信じて団結し、現在のパレスチナに定住した。これがヘブライ人、すなわち古代イスラエル人の起源であるともいわれる。事実、『旧約聖書』のなかでは、古代イスラエル人社会内の僕(しもべ)がヘブライ人とよばれている(「申命記(しんめいき)」15章12節)。『新約聖書』においては、当時ギリシア語を話すユダヤ人に対し、ヘブライ語を話すユダヤ人をヘブライ人とよぶ(「使徒行伝」6章1節)。またそういうユダヤ人にあてて記された「ヘブライ人への手紙」が『新約聖書』のうちの一書をなしている。使徒パウロも自分のことをヘブライ人といっている(「ピリピ書」3章5節)。[月本昭男]
『前田護郎著『ことばと聖書』(1963・岩波書店)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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