岩波書店(読み)いわなみしょてん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

岩波書店
いわなみしょてん

日本有数の出版社。 1913年8月,教職を退いた岩波茂雄が東京神田神保町に古本屋を開業し,翌 14年,夏目漱石の『こころ』を出版して出版業に転進。岩波が東京大学哲学科 (選科) 卒業だった関係で,最初は哲学書を多く出版した。大正期には,いわゆる大正教養主義の旗手の役割を果した。 27年「岩波文庫」を創刊。 32年「日本資本主義発達史講座」の刊行を開始し,いわゆる講座派のマルクス主義学者を結集した。 38年,「岩波新書」を創刊。 46年月刊誌『世界』を創刊。同社の代表的出版物『広辞苑』は日本を代表する辞典となっている。最近では書籍以外の電子出版物にも意欲的で,広辞苑 CD-ROM版なども出している。資本金 9000万円,従業員数 300名 (1995) 。

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