ポブレット修道院(読み)ポブレットしゅうどういん

百科事典マイペディア 「ポブレット修道院」の意味・わかりやすい解説

ポブレット修道院【ポブレットしゅうどういん】

スペイン東部,カタルーニャ地方のポブレットにある修道院。正式名はサンタ・マリア修道院。1149年,カタルーニャ地方をイスラム教徒から奪還した伯爵ベレンゲール4世が神への感謝をこめて修道院創設を決意,翌年フランスから招かれたシトー会修道士12人により建物が建設され土地が開墾された。歴代のアラゴン国王の庇護を受け,後に王の霊廟ともなり,700年にわたって栄えた。厚さ2mもの壁に三重に囲まれた中に教会回廊,図書室,食堂などが建つ。1991年,世界文化遺産に登録。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android