日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポリビニルピロリドン」の意味・わかりやすい解説 ポリビニルピロリドンぽりびにるぴろりどんpolyvinyl pyrrolidone N‐ビニル‐2‐ピロリドンの重合体(ポリマー)。吸湿性があり、水、アルコールに可溶、炭化水素に不溶。低分子量のものは代用血漿(けっしょう)剤として用いられる。また、水溶性接着剤、口紅型接着剤として有名である。紙の接着剤にもなる。[垣内 弘] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポリビニルピロリドン」の意味・わかりやすい解説 ポリビニルピロリドンpolyvinyl pyrrolidone N-ビニル-2-ピロリドンの重合体。水に可溶であり,水溶液は染料の溶解度を著しく増加させるので,染料の脱色剤として用いられる。代用血漿として第2次世界大戦中ドイツで使用された。そのほか香粧品,ビールなどの添加剤として,また口紅型接着剤に用いられている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報