脱色剤(読み)ダッショクザイ

デジタル大辞泉 「脱色剤」の意味・読み・例文・類語

だっしょく‐ざい【脱色剤】

色素をぬきとる薬剤酸化剤還元剤などを用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「脱色剤」の意味・読み・例文・類語

だっしょく‐ざい【脱色剤】

  1. 〘 名詞 〙 繊維上から色を除去する薬剤。炭酸ソーダアンモニア蓚酸塩酸硫酸など色相分を溶解するものと、ハイドロサルファイト、酸性亜硫酸ソーダ、漂白粉、重クロム酸カリ、硝酸など色素成分を破壊して無色または淡色にするものとがある。〔稿本化学語彙(1900)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「脱色剤」の意味・わかりやすい解説

脱色剤【だっしょくざい】

物質不純物によって着色している場合,その不純物を除いて色を消すために用いられる物質の総称。工業上,砂糖ブドウ糖水溶液脱色には活性炭骨炭イオン交換樹脂等,石油や油脂類には酸性白土等,各種の吸着剤を使用。酸化または還元により着色成分を化学的に変化させて脱色する場合(繊維製品,染色物,紙等)は漂白という。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android