マッカーサー道路(読み)まっかーさーどうろ

知恵蔵mini 「マッカーサー道路」の解説

マッカーサー道路

東京都の都市計画道路・環状2号線のうち、港区新橋から虎ノ門までの区間を指す俗称。俗称は、環状2号線の建設が決定された1946年当時、ダグラスマッカーサーが最高司令官を務める連合国総司令部(GHQ)が虎ノ門の米国大使館と東京湾の竹芝桟橋を結ぶ軍用道路の整備を求めたという俗説などに由来する。環状2号線は新橋から千代田区神田佐久間町を結ぶ道路として建設が開始され、虎ノ門-神田佐久間町区間が順次開通。93年には港区汐留を経由して江東区有明までの区間が延伸された。しかし、両区間をつなげる虎ノ門-新橋間は用地買収が難航し、整備が進まなかった。その後、2002年から都が同区間の建設を開始し、14年3月29日に開通。正式名称は「新虎通り」となった。

(2014-3-25)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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