マット運動(読み)マットうんどう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マットを使用して行う運動で、倒立、転回、宙返りが運動の中心である。初めは、背をつけて行う「前回り・後回り」、ついで腕立てで行う「腕立前方・後方転回」、「側方転回」、さらに「前方・後方・側方宙返り」、そして「2回宙返り」、「ひねり宙返り」と発展する。マット運動は柔軟性、機敏性、巧緻(こうち)性など身体支配能力の養成に欠かせない運動である。体操選手の補助運動としてだけでなく、児童・生徒が転倒したときの安全対策としてもぜひ採用してほしい運動である。マット運動が現在の高度なものに発展したのは、1950年の日米対抗体操競技会で、アメリカ選手のスピーディーな連続技(わざ)と、ダイナミックな転回・宙返り技に魅了されてからである。体操競技の「ゆか運動」の技術の進歩は、マット運動の普及、発展に負うところが大きい。[上迫忠夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

ビットコイン

インターネット上で使用できる仮想通貨の一つ。日本円のような法定通貨とは異なり、通貨としての機能を持つ電子データであり、1ビットコインは、1BTCという単位で表記される。仮想通貨と似たものに、オンライン...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

マット運動の関連情報