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マピー法 マピーほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マピー法
マピーほう

メイパイ法ともいう。 Machinery and Allied Products Institute (アメリカ機械工業協会) 法の略で,設備取替計画の良否を判定するための経済計算の方法の一つ。いま取替えを考慮している旧設備とそれに取って代る新設備があるとする場合,新設備の投資額を A ,第 k 年目の運転費などを C(k) ,k 年後の設備の処分価格を S(k) とする。年利率を i ,この設備を n 年間で取替えるとすれば年平均費用は,

M(n)=g(n-1)/2+(AS)/ni(AS)/2

となる。まず新設備について C'(n)=C(n)-C(1) とした (つまり初年度の運転費,保守費などの増加を0とした) 数字で M(n) を計算し,n を逐次変化させて M(n) の最小値 (アドバース・ミニマム) を求める。次に旧設備について新設備の運転費用との差を C″(n) として,やはり M(n) の最小値を求める。そして旧設備のアドバース・ミニマムが新設備のそれよりも高ければ,ただちに取替えるべきであるというものである。この方法を改善し,利益や税額を考慮した新 MAPI法もその後発表されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マピー法
まぴーほう
MAPI method

アメリカ機械工業協会Machinery and Allied Product Institute(MAPI)が、設備投資を合理的に管理するために、G・ターボーの研究指導のもとで開発した投資経済計算方式。旧マピー法と新マピー法の2種がある。旧マピー法は、設備取り替えをいつ行えばよいかの問題の科学的な解決方法として考案されたもので、新旧両設備の最小費用点を算定して比較対照する、費用比較計算の一つである。これに対して新マピー法は、設備投資を実施した場合と実施しなかった場合の双方における操業効果の差を算定し、これを必要投資額に対比させた一種の投資利益率をもって設備効果の判定指標とし、それによって代替的な設備計画案の実施の緊要性を評価・判定する計算方式である。それは、投資利益率を判定尺度とするという意味で、収益性計算の一種とみなされる。新旧両法とも理論的には興味深いが、実務上はほとんど用いられていない。[森本三男]

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