マラカイボ油田(読み)マラカイボユデン(その他表記)Maracaibo

デジタル大辞泉 「マラカイボ油田」の意味・読み・例文・類語

マラカイボ‐ゆでん【マラカイボ油田】

ベネズエラ北西部、マラカイボ湖周辺にある油田。植民地時代より船の防水のためのアスファルトが採取された。1917年世界有数の埋蔵量であることがわかり、同国南アメリカを代表する産油国となった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マラカイボ油田」の意味・わかりやすい解説

マラカイボ油田
まらかいぼゆでん
Maracaibo

ベネズエラ、マラカイボ湖周辺の油田群。同湖周辺の油徴は古くより知られており、スペイン入植者も船の防水にアスファルトを利用したという。1917年に埋蔵量が世界第三位にあたるといわれるボリーバル・コースタル油田が発見された。同油田は日産約20万キロリットルの原油を産出している(1979現在)。同湖周辺では以来多くの油田が発見され、有望な油田地帯となっている。

[田中正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android