マレ=ジョリス(英語表記)Mallet-Joris, Françoise

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マレ=ジョリス」の意味・わかりやすい解説

マレ=ジョリス
Mallet-Joris, Françoise

[生]1930.7.6. アントウェルペン
ベルギー生れのフランスの女流作家。伝統的な恋愛心理の分析にすぐれ,カトリックの立場から信仰の問題を探究する。処女小説『修道女城壁』 Le Rempart des béguines (1951) 以下,『嘘』 Les Mensonges (56) ,『天上帝国』L'Empire céleste (58,フェミナ賞) ,歴史小説『マリー・マンシニ』 Marie Mancini (64) ,『前兆と奇跡』 Les Signes et les prodiges (66) ,『アレグラ』 Allegra (76) のほか,自伝的著作『私自身への手紙』 Lettre à moi-même (63) ,『紙の家』 La Maison de papier (70) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android