マンダリンオレンジ(その他表記)mandarin orange

翻訳|mandarin orange

色名がわかる辞典 「マンダリンオレンジ」の解説

マンダリンオレンジ【mandarin orange】

色名の一つ。JISの色彩規格では「つよいみの」としている。一般に、マンダリンオレンジの果皮のような薄いオレンジ色のこと。マンダリンオレンジとは中国原産の柑橘類で、西洋でも栽培されている。日本に伝わって改良されたのがウンシュウミカン。辛亥革命以前の中国の官僚が着用していた衣服の色が色名の由来とされる。マンダリンオレンジの一種タンジャリンオレンジも色名となっており、こちらはマンダリンオレンジよりも色が濃い。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマンダリンオレンジの言及

【オレンジ】より

…葉が極端に小さいマートルリーフオレンジmyrtle‐leaf orange,果実の形・色がライムに似たベルガモットオレンジbergamot orange,萼が肥厚したザ(座)ダイダイなどが含まれる。(3)マンダリンオレンジC.reticulata Blanco(英名mandarin orange) 通常,果皮が黄橙色のマンダリンと紅橙色のタンゼリンtangerine orangeに大別される。
[起源と伝播]
 3種ともインドのアッサムを中心とするアジア南東部が原産地。…

【マンダリン】より

…多様に分化したかんきつ類Citrusのなかで,果実の皮が薄くてむきやすいものの総称。マンダリンオレンジmandarin orangeの略で,狭義のミカンとほぼ同義語。名称は中国清朝の官吏(マンダリン)の服と果実の色が同じであることに由来する。…

※「マンダリンオレンジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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