精選版 日本国語大辞典 「色名」の意味・読み・例文・類語 しき‐めい【色名】 〘 名詞 〙 色の名前。現在、日本工業規格(JIS)に指定されているマンセル表色系(アメリカ系)、CIE標準表色系(国際照明委員会の決定)のほか、オストワルト表色系(ドイツ系)などを規準としている。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「色名」の意味・わかりやすい解説 色名【しきめい】 色の名には非常にさまざまなものがあり,地域や国によって独特の名称をもつものも多い。しかも,たとえば黄色といっても,それには白みをおびたものもあれば赤みをおびたものもある。したがって色名による色の指定は正確なものとはいえない。しかし日常的には便利であるため,JISでは鉱工業品の表面色についての規定を設けている。それによると,有彩色の基本色名は赤,黄赤(だいだい色),黄,黄緑,緑,青緑,青,青紫,紫,赤紫の10種,無彩色は白,明るい灰色,灰色,暗い灰色,黒の5種である。これに色相,明度および彩度に関する修飾語(赤みの,青みの,うすい,暗い等)をつけて一般色名とする。他に桃色,山吹色,ねずみ色,金色等の慣用色名が126種選ばれ,マンセル表色系の記号で表示されているが,そのうちピンク,茶色,オリーブ色は基本色名に準じて用いられる。→関連項目色 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報