コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

果皮 かひpericarp

翻訳|pericarp

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

果皮
かひ
pericarp

種子植物の果実のうち,真果においては,心に由来した部分偽果においては子房以外の部分,たとえば萼片,包片,花托などが加わって発達した組織をいう。果皮が乾燥するものは乾果,液汁に富み多肉化するものは液果。また果皮が裂けるものは裂開果,果皮が閉じたままのものは閉果と呼ばれる。多肉果の果皮はよく発達し,外側の強くて内部保護の役割をしている外果皮 epicarpと,多肉質で水分が多い内果皮 endocarpとに分けられる。ただし,核果の場合には内果皮の内側は硬い殻になるので,そのまま多肉質で残る部分を中果皮 mesocarpといって区別する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

か‐ひ〔クワ‐〕【果皮】

果実で、ふつう種子を包む部分。外果皮・中果皮・内果皮が区別されるものがある。
果実の表面を覆う外皮

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

栄養・生化学辞典の解説

果皮

 いわゆる果実の皮の部分.

出典|朝倉書店栄養・生化学辞典について | 情報

大辞林 第三版の解説

かひ【果皮】

果実の種子を包む部分。子房壁が発達したもので、普通、外果皮・中果皮・内果皮より成る。
果実の表面の皮。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

果皮
かひ

子房が発達して果実になるとき、子房壁、すなわち心皮(しんぴ)の部分をいう。したがって中に種子を含み、種子の保護、種子の散布、動物による捕食などによって種子が散布される働きをする。一般に果皮は外(がい)、中(ちゅう)、内(ない)の3層に区別され、その発達の状態は果実によりかなり違いがある。外果皮は果実の表面を覆い、普通の表皮組織のように、気孔や毛のような付属物をもつことがある。中果皮は多層の柔組織で、液果のような場合にはとくによく発達する。内果皮は子房の内壁で、モモ、ウメの場合には、ここの部分が石(せき)細胞の組織となり、石果(せきか)(核果(かくか))をつくる。ミカンなどの果実ではこの内果皮の部分の細胞が袋状になり、ここに液を蓄え、子房室を満たしている。[吉田 治]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の果皮の言及

【実】より


[実の成熟]
 実が熟し,子房壁が大きくなるとともに組織の分化が起こる。狭義には子房壁の発達したものが果皮pericarpである。下位子房に由来した実では,子房壁と花管の発達した部分が区別できる(ナシ,リンゴ)こともあるが,はっきりしないほうが多く,たとえ両者の区別ができたとしても,後で述べる果皮の組織分化は下位子房全体として起こる。…

※「果皮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

果皮の関連キーワードポリオキシエチレン高級脂肪族アルコールアサヒ 匠屋 ゆず緑茶コールドプレスオイル馬路村ゆずピールオレンジビターズトマトピューレトマトジュース香る甘夏ピールスターキングヘスペリジンレッドバナナママレードセミノール豊のミドリ白レイシライム油アルベドフラベドざぼん漬蜜柑状果

今日のキーワード

存亡の機

引き続き存在するかここで滅びてしまうかという非常に重大な時。存亡の秋(とき)。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

果皮の関連情報