マーチャーシュ王(その他表記)Mátyás

山川 世界史小辞典 改訂新版 「マーチャーシュ王」の解説

マーチャーシュ王(マーチャーシュおう)
Mátyás

1443~90(在位1458~90)

ハンガリーの王。常備軍創設官僚育成によって貴族勢力を牽制して中央集権化を進めるとともに,対外的にはオスマン帝国神聖ローマ帝国と対抗して,国を大国とした。一方,学芸を保護して人文主義者をブダの城に招き,文庫や大学をつくった。貴族を抑えた結果,農民を保護したことになり,農民からは「善王」としてたたえられた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

関連語 ローマ帝国

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android