ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミエローマ」の意味・わかりやすい解説 ミエローマmyeloma 骨髄細胞の腫瘍 (しゅよう) であり,その多くは抗体産生能を持つ形質細胞の腫瘍。免疫グロブリンを産生するため,免疫グロブリンの構造解析の研究に利用されてきた。また近年においても免疫グロブリン遺伝子の研究などに利用されている。ミエローマの中には,株化され人工的に培養可能になったものも多数あり,モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマの作製に用いられる。この場合には,免疫グロブリン産生能の欠落したミエローマと抗体を産生するB細胞を融合させてハイブリドーマが作られる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by