ミズタマカビ(英語表記)Pilobolus

世界大百科事典 第2版の解説

ミズタマカビ【Pilobolus】

草食動物の新しい糞(ふん)の上によく発生する接合菌類ケカビ科の菌。糞の上に生えるカビの中で最初に出るもので,2~3cmぐらいにのびる柄の先がしゃもじ形にふくらみ,その先端に黒光りする平たい胞子を入れた袋(胞子囊)ができる。長い柄は光屈性があり,カロチノイド色素をふくむので,無色~黄色となる。胞子が十分に熟すると,光の方に向いた柄の先端から胞子囊が強く2cmほどはじきとばされる。とばされた胞子の集団は葉の表面につき,やがて動物に食べられ,腸内を通り,再び糞として外に出るとされている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

ボヘミアン・ラプソディ(映画)

イギリス・米国の伝記映画。イギリスの人気ロックバンド・クイーンと、そのボーカルで1991年に45歳で死去したフレディ・マーキュリーの半生を描く。タイトルは同バンドが75年に発表したフレディ作の楽曲と同...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android