ミニブタ(読み)みにぶた(英語表記)miniature pig

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミニブタ
みにぶた
miniature pig

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の動物で、とくに実験動物用に小形化されたブタをいう。ブタは心臓をはじめとして生理および形態について人体との類似点が多いので、心臓外科のほかに歯、皮膚など医学上の研究に実験動物として多く利用されるようになった。そのため研究室での飼育管理の容易な小形種を作出する研究が1949年にアメリカのミネソタ大学ホーメル研究所で最初に開始され、それ以来多くの研究所でミニブタの作成が行われている。ミニブタは普通のブタの3分の1から4分の1の大きさで、成体重は40~70キログラムぐらいと人に類似している。飼いやすく、多産性で繁殖が容易な点も実験動物として適している。[西田恂子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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