最新 地学事典 「ミンデル氷期」の解説
ミンデルひょうき
ミンデル氷期
Mindel glacial Stage
A.Penckほか(1901~09)によるアルプスの6氷期のうちギュンツ氷期に次ぐ4番目のもの。アルプス北麓のミンデル谷で設定。ここでは,ミンデル終堆石が融氷流水堆積物に移行する関係が認められる。融氷流水堆積物は固結化が進み,礫の風化が著しく,覆っているロームは褐~赤色の鉄分に富む粘土に分解している。ミンデル氷期の融氷流水堆積物は,アルプス東部ではリス・ウルム両氷期のものよりも進出しており,6氷期中規模は最大に近い。アルプス北麓では本氷期は2~4の氷河前進期に細分される。酸素同位体ステージ12~16に当たり,年代は約60万~40万年前とみられる。北欧のエルスター氷期,北米のイリノイ氷期に対比。
執筆者:小林 国夫・岩田 修二
参照項目:酸素同位体ステージ
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

