コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ムレッチャ Mleccha

世界大百科事典 第2版の解説

ムレッチャ【Mleccha】

古代インドの文献で蛮族,夷狄,外国人をさす語。アーリヤ人の住地の外部に住む者,すなわちバラモン教(ヒンドゥー教)が行われ4バルナの秩序が維持された国の外に住む者を意味する。バラモン,クシャトリヤ,バイシャの3バルナに属す者(アーリヤ)は,ムレッチャの国に行くことやムレッチャと交際することを,けがれをもたらす行為として避けた。歴史的にみると,ムレッチャとみなされる諸民族がしばしばインドに侵入し,この地を支配している。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のムレッチャの言及

【アーリヤ人】より

…インド・ヨーロッパ語族に属する言語を話し,インドやイランに定住した人々をさす。アーリヤは〈高貴の〉という意味のことばで,彼らの自称である。イランという国名はその複数所有格から生まれた。アーリヤ人の言語は19世紀以来精緻に研究され,今日の通説によれば,アーリヤ人はかつて中央アジアで遊牧生活をおこなっていたが,前2千年紀に入ると南に移動したという。その一部はイラン北東部に進み,アフガニスタンをへて,前1500年ごろにインド北西部に移住した。…

※「ムレッチャ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

隗より始めよ

《中国の戦国時代、郭隗(かくかい)が燕(えん)の昭王に賢者の求め方を問われて、賢者を招きたければ、まず凡庸な私を重く用いよ、そうすれば自分よりすぐれた人物が自然に集まってくる、と答えたという「戦国策」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android