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メガネイルカ Australophocaena dioptrica; spectacled porpoise

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メガネイルカ
Australophocaena dioptrica; spectacled porpoise

クジラ目ハクジラ亜目ネズミイルカ科メガネイルカ属。体長は雄約 2.3m,雌約 2.1mに達する。出生体長は推定約 1m。体色は体側中央ではっきりと分かれており,背側が黒色で腹側が白色である。口唇は黒色。胸鰭 (むなびれ) 前縁は灰色で,胸鰭つけ根から口角に向って灰色線が伸びる。尾鰭上面は黒色であるが,尾柄部後方が白色化しているため背部の黒色部分とはつながらない。尾鰭下面は白色で,中央から放射状に灰色線が伸び,後縁が黒く縁どられる。眼は白色部に位置するが,眼のまわりに眼鏡のような黒い縁どりがある。噴気孔は1個で頭部正中線上に位置する。体型は丸みを帯びたなだらかな細長い楕円形で,頭部は丸く,嘴 (くちばし) はない。背鰭は体の中央に位置し,三角形状で後縁は湾曲していない。性的成熟に達すると,雄の背鰭は雌のものと比べ倍以上の大きさとなり,形状は丸いうちわ状を呈するようになる。胸鰭先端はとがらない。歯はスペード型で小さく,上顎骨に左右 17~23対,下顎骨に左右 17~20対ある。1~2頭で行動すると考えられている。ウルグアイフエゴ島フォークランド諸島ケルゲレン諸島など亜南極海域の島嶼周辺に出現する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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