ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メコン委員会」の意味・わかりやすい解説 メコン委員会メコンいいんかいMekong Committee タイ,ラオス,カンボジア,南ベトナムがメコン川流域総合開発計画推進のため 1957年に結成した委員会。バンコクのアジア太平洋経済社会委員会 ESCAPに事務局がある。正式にはメコン川下流調査調整委員会で,西側諸国,国連機関などの援助のもとに流域の洪水制御,航路改良,灌漑,発電所建設などを進めた。インドシナ3国の共産化により一時活動を停止したが,78年1月タイ,ラオス,ベトナムが暫定メコン委員会を設立し,活動を継承した。和平後のカンボジアの復帰とともに,インドシナ復興のにない手の一つになることが期待される。 (→メコン川下流域開発計画 ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by