メソ低気圧(読み)メソていきあつ(英語表記)meso low

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メソ低気圧」の意味・わかりやすい解説

メソ低気圧
メソていきあつ
meso low

水平スケールが約 200~800kmの小規模な低気圧梅雨前線上に発生する低気圧や,冬季に総観規模の低気圧の後面の寒気場内に発生する小低気圧(ポーラーロー)などがある。メソ低気圧に伴って積乱雲が次々に発生し,集中豪雨や短時間強雨,雷,突風,降ひょう(雹),海上では高波三角波,冬季の地域的な豪雪など,激しい気象現象を引き起こすことがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android