メッサピイ人(読み)メッサピイじん(その他表記)Messapii

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メッサピイ人」の意味・わかりやすい解説

メッサピイ人
メッサピイじん
Messapii

鉄器時代初期にイタリア南東端のカラブリアに移住した民族。イリュリア人と考えられ,イリュリア語に近いといわれるメッサピア語を使った。前6~1世紀の間にタレンツムのイオニア方言 (ギリシア文字) で書かれた 200以上の碑文が残存している。文明化したメッサピイ人はカラブリア人,サレチニ人と区別がつかなくなり,またアプリアのペウケチ人,ダウニ人もメッサピア語を使い,これらの民族はイアピュゲス人 Iapygesと総称される。前 473年メッサピイ人はアルタス王の治下でタレンツムを破り,アテネを支持してシラクサと敵対した。しかしピュロスとの戦争ではタレンツムを支持したため,ローマに征服され,その後ほとんど混血して跡を絶った。

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