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メディア政治 めでぃあせいじ

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知恵蔵2015の解説

メディア政治

メディアが大きな影響力を振るう政治の姿をいう。大衆民主政治における政治家や政党の活動は、票を獲得するビジネスという側面を持っている。そこでは、不特定多数の消費者に商品を売り込むのと同じように、政治家・政党は常に自らに関する魅力的なイメージ有権者に訴えかける努力を払わなければならない。その際メディア、とりわけ映像メディアはきわめて重要な伝達手段となる。メディア政治においては、メッセージの中身よりも、政治家の個人的なイメージや、彼・彼女の政治に取り組む行動のスタイルが重要になる。また政策の中身についてまじめに説明するよりも、単純化されたスローガンによって人々の間になんとはなしの期待感を喚起することが有効な戦術となる。政治家のイメージを管理する振付師のことをスピンドクター(spin doctor)と呼ぶ。情報化社会においてはメディアが政治に大きな影響力を振るうことは不可避である。しかし、一方的な世論操作を防ぐためには、市民の側でできるだけ多様な経路を通して情報を集め、メディアを相対化する能力(メディア・リテラシー)を持つ必要がある。

(山口二郎 北海道大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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