モニタリングポスト(読み)もにたりんぐぽすと(英語表記)Monitoring Post

デジタル大辞泉 「モニタリングポスト」の意味・読み・例文・類語

モニタリング‐ポスト(monitoring post)

大気中の放射線量を自動観測する設備放射線測定施設。→放射線測定器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「モニタリングポスト」の解説

モニタリングポスト

大気中の放射線量を継続的に測定する据え置き型の装置屋外に置く検出器屋内に置く測定器からなる。電力各社が原子力発電所の敷地内に、国が原子力発電所周辺の自治体を中心に設置し、リアルタイムの測定データを文部科学省や原子力規制委員会、電力各社のウェブサイト上で公開している。測定データは、原子力災害が起きた際、住民避難などの対策に活用される。11年の福島第一原子力発電所事故後、国はモニタリングポストを福島県及び全国の自治体に増設した。しかし、13年にNHKが行った調査では、原発から半径30キロ圏内で台数が「足りる」と答えた自治体は20%に留まっており、配置間隔や測定箇所などの具体的な方針を明確にするよう、国に求める声も上がっている。

(2013-3-18)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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