モニタリング(読み)もにたりんぐ

デジタル大辞泉 「モニタリング」の意味・読み・例文・類語

モニタリング(monitoring)

[名](スル)監視すること。観察し、記録すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「モニタリング」の意味・読み・例文・類語

モニタリング

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] monitoring ) 監視すること。観察し、記録すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

知恵蔵 「モニタリング」の解説

モニタリング

個人の被曝(ひばく)線量や環境中の放射線量を測定することをさし、前者を個人モニタリング、後者を環境モニタリングと呼ぶ。個人モニタリングでは、個人が一定期間内にどれくらいの被曝をしたか、その蓄積量を測る。外部被曝測定の代表的なものがフィルムバッジで、放射線で写真フィルムが感光する現象を利用している。場所ごとに厚さや材質が異なるプラスチック金属フィルターがあり、その場所の感光度の違いで、被曝した放射線の種類やエネルギーが分かる。ただし現像が必要なので、すぐに結果を知ることはできない。その場で分かる小型のものがポケット線量計で、数値が表示される。環境モニタリングは、原子力施設の周辺の環境に影響がないことを確認するために実施する。放射線監視施設にはモニタリングステーションモニタリングポストがある。原発敷地の境界近くにモニタリングポストを設置して連続的に空間放射線量率を測り、中央制御室で常時監視する。さらに、植物、牛乳魚介類海草などを採取し、そこに含まれる放射性物質濃度を測定する。自治体も同様のモニタリングをしている。

(渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モニタリング」の意味・わかりやすい解説

モニタリング
monitoring

個別の輸出品目について輸出国の政府が輸出相手国の政府との協議の下に,輸出数量あるいは輸出価格を監視し,必要があれば輸出企業に輸出数量の抑制や輸出価格の安値是正を指導する制度。たとえば,1980年代における対 ECの VTR,カラーブラウン管,カラーテレビ,工作機械,自動車,フォークリフトの6品目があり,対米では日米半導体協定に基づき 86年秋から導入されたダンピング輸出防止を目的とした半導体の価格モニタリングがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

DBM用語辞典 「モニタリング」の解説

モニタリング【monitoring】

テレマーケティングでは、他の内線で通話内容を聞くこと、あるいはその機能のことで、スーパーバイザー(管理者)の重要な業務。通常、テレコミュニケーターの教育訓練(別室で実際の通話内容から問題点をチェック)に活かしたり、緊急時の対応(台本にないような突発的な内容の電話対応)のために使用する。また、サービス監視(ServiceObserving)としての意味をもつており、顧客対応のサービスレベル向上・維持に役立つ。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「モニタリング」の解説

モニタリング

コンピューターシステムの性能評価を行うことで、プログラムの実行状況や資源の利用状況を測定し、システムの構成や応答性能を改善するためのデータを得ること。ソフトウェアの性能に関するソフトウェアモニターと、ハードウェアに関するハードウェアモニターなどがある。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

農林水産関係用語集 「モニタリング」の解説

モニタリング

通常は「監視」の意味で用いられるが、「自然環境」の関係で用いられる場合は、地域の自然環境の状況について継続的、あるいは定期的に調査を実施することをいう。

出典 農林水産省農林水産関係用語集について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android