デジタル大辞泉 「放射線測定器」の意味・読み・例文・類語 ほうしゃせん‐そくていき〔ハウシヤセン‐〕【放射線測定器】 放射線量を測定する装置。ガイガーミュラー計数管、比例計数管、電離箱などがある。後者の二つは放射線の量だけでなく、エネルギーを計測することができる。放射線検出器。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「放射線測定器」の解説 放射線測定器 汚染された物質や大気中の放射線量を調べるための装置。放射線には電離作用や蛍光作用があり、これらを利用して放射線を検出する。携行してその場の瞬間ごとの放射線量を測ることができるものをサーベイ・メーターと総称する。測定の目的、放射線の種類によって適した測定器、測定法は異なる。代表的な放射線であるガンマ(γ)線を測るものには、電離箱式、シンチレーション・カウンター式があり、ガイガー・カウンター式はベータ(β)線も対象とする。中性子線用はレム・カウンターと呼ばれる。ガンマ線とベータ線は吸収線量も線量当量も同じ数値になり、ガンマ線では照射線量の値は吸収線量にほぼ比例するので、中性子線用以外のサーベイ・メーターの測定値は線量当量と考えてよい。単位は通常、毎時マイクロシーベルト。ガイガー・カウンターは放射線の数を測定するもので、汚染を調べるのに使われる。 (渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by