モホーク族(読み)モホークぞく(英語表記)Mohawk

翻訳|Mohawk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モホーク族
モホークぞく
Mohawk

アメリカインディアンのイロコイ連盟の最東端に位置した民族。モホーク谷の南面の3村落に居住。人口約 5000と推定される。古くから近隣のアルゴンキン語系諸族と抗争し,丘の上にモホークの城と呼ばれる城塞を築いていた。イロコイ連盟を形成した平和の予言者デカナワイダ Dekanawidaの説に最初に共鳴したのは,モホークの指導者ヒアワタ Hiawathaといわれる。社会は3氏族 (カメ,オオカミ,クマ) から成り,各3人の代表者が連盟に出席した。その後,ヨーロッパ人との接触により人口は激減したが,保護政策で再び増加した。農耕に従事する者もいるが,危険な職業や,工場などに働く者も多い。

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世界大百科事典内のモホーク族の言及

【アメリカ・インディアン】より

…他方,セント・ローレンス川地方に植民地を建設したフランスは,毛皮交易の相手アルゴンキン系諸部族と友好関係を結んだ。またオランダが建設したオルバニー植民地も毛皮交易を通じてモホーク族との友好関係を保ったが,ニューアムステルダム植民地ではキーフト戦争などでインディアンを冷酷に虐殺し土地を奪取した。このようにインディアンと白人との関係は,パークマンの言うように〈文明〉の違いというよりは,主として土地奪取を前提とする農業植民地の建設・拡大か,毛皮交易かという植民の経済的動機によって規定された。…

【イロコイ諸族】より

…北アメリカ北東部の森林地帯に居住していたインディアンで,イロコイ系言語の話者の総称。そのなかで,セネカSeneca,カユガCayuga,オノンダガOnondaga,オナイダOneida,モホークMohawkの5部族(後にタスカローラTuscaroraが加入して6部族)がイロコイ同盟を結成していた。L.H.モーガンの研究によりイロコイ同盟は広く知られている。同盟を構成する諸部族はセント・ローレンス川流域からオンタリオ,エリー両湖周辺に居住していた。…

※「モホーク族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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