日本大百科全書(ニッポニカ) 「モーニス」の意味・わかりやすい解説 モーニスもーにすAntonio Egas Moniz(1874―1955) ポルトガルの神経学者、政治家。コインブラ大学卒業。1911~1945年リスボン大学神経学教授。国会議員、外務大臣を務め、1919年パリ講和会議の首席代表。脳血管の動脈撮影法を開発。ある種の精神病に対する前頭葉切除による治療方法に成功し、1949年ノーベル医学生理学賞を受賞した。[大鳥蘭三郎][参照項目] | 脳血管造影法 | パリ講和会議 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「モーニス」の意味・わかりやすい解説 モーニス ポルトガルの神経病学者,神経外科医。コインブラ大学,リスボン大学教授。脳神経撮影法を研究。大脳前頭葉切除がある種の精神病の治療に有効なことを発見した。1949年,早発性痴呆症,分裂症その他の精神病に関する前頭葉切除術の治療効果の発見でノーベル生理医学賞。また第1次大戦後のパリ平和会議のポルトガルの首席全権を務めた。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報