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ヤコブの手紙 ヤコブのてがみLetter of James

世界大百科事典 第2版の解説

ヤコブのてがみ【ヤコブの手紙 Letter of James】

新約聖書中《公同書簡》と呼ばれる手紙の一つ。著者はみずからヤコブと称しており(1:1),そこからイエスの弟ヤコブの手紙とする説もあるが,大多数の学者はそれを否定する。おそらく1世紀末~2世紀初めに1人のユダヤ人キリスト者によって書かれたものと思われる。その内容は書簡というよりも,むしろ一種の教訓集といえる。パウロの信仰の強調に対して人間の行為を強調しているため,16世紀のドイツの宗教改革者ルターがこれを〈藁(わら)の書簡〉と呼んだことは有名である。

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世界大百科事典内のヤコブの手紙の言及

【原始キリスト教】より

…いずれにしても,とりわけこの《ヘルマスの牧者》から看取されるように,このころになるとキリスト教徒が属する社会層は平均的に中産階級,あるいはそれ以上となっている。信仰よりも行為,具体的には貧者への配慮の業を説く《ヤコブの手紙》も,その例外ではない。イエス・キリストキリスト教【荒井 献】。…

※「ヤコブの手紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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