ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤセバチ」の意味・わかりやすい解説
ヤセバチ
Evanioidea
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昆虫綱膜翅(まくし)目ヤセバチ上科Evanioideaに属する寄生性の昆虫の総称。ヤセバチ科Evaniidae、セダカヤセバチ科Aulacidae、コンボウヤセバチ科Gasteruptiidaeの3科があるが、種類数は少ない。すべて腹柄が胸部の小楯板(しょうじゅんばん)の直後に連結し、前伸腹節の前方に位置するのが共通の特徴で、そのほかは形態的に分化が著しい。ゴキブリヤセバチEvania appendigasterは体長約7ミリメートルの細長いハチで、全身黒色。ゴキブリの卵鞘(らんしょう)に寄生する珍しい習性をもつ。ホシセダカヤセバチPristaulacus intermediusは木材中のトラカミキリなどの幼虫に寄生する。コンボウヤセバチGasteruption japonicumはハラツヤハナバチの幼虫に寄生する。
[平嶋義宏]
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