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ヤバナ Yavana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤバナ
Yavana

古代インド人がギリシア人をさした言葉。語源的にはイオニア Iōniaがペルシア語のヤウナ Yaunaを経て,サンスクリット語に変化して生れたといわれる。前4世紀頃から使われ,次いで北西方の異民族が多くインドに侵入すると,広くこれらの異民族をさすこともあった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヤバナ【Yavana】

古代インドにおけるギリシア人の呼称。語源的にはイオニアIōniaがペルシア語のヤウナYaunaを経て,サンスクリットのヤバナとなったもの。パーリ語を含む古代インドの俗語ではヨーナYonaとする。インドでは前4世紀にアレクサンドロスの侵入が,前2~前1世紀にはインド・ギリシア人の西北インド支配があった。その後ヤバナという語は,外国人一般,すなわちローマ人,中央アジア系民族,イラン人,外来のイスラム教徒,ヨーロッパ人などの意味に用いられている。

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世界大百科事典内のヤバナの言及

【インド・ギリシア人】より

…前2世紀から前1世紀末にかけて西北インドで活動したギリシア人。サンスクリット語ではイオニアのなまったヤバナYavanaの名で,また俗語ではヨーナYonaの名で呼ばれる。アレクサンドロス大王の帝国の北東端にあたる中央アジアのバクトリア地方は,大王の死後シリアのセレウコス朝の支配下に入ったが,前250年ごろギリシア人太守ディオドトスがこの地に独立王国をうち建てた。…

【インド・ギリシア人】より

…前2世紀から前1世紀末にかけて西北インドで活動したギリシア人。サンスクリット語ではイオニアのなまったヤバナYavanaの名で,また俗語ではヨーナYonaの名で呼ばれる。アレクサンドロス大王の帝国の北東端にあたる中央アジアのバクトリア地方は,大王の死後シリアのセレウコス朝の支配下に入ったが,前250年ごろギリシア人太守ディオドトスがこの地に独立王国をうち建てた。…

※「ヤバナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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