日本大百科全書(ニッポニカ) 「ユモレスク」の意味・わかりやすい解説 ユモレスクゆもれすくhumoresque フランス語Humoreske ドイツ語 19世紀に愛好された器楽曲の名称。これを初めて音楽の表題に用いたロベルト・シューマンは、1839年の大ピアノ曲『フモレスケ』(作品20)を対照的性格の小部分で構成し、ときおり、やや極端に変わる人間の気質を表現した。しかしのちには、ユーモアのある、やや気まぐれな性格の器楽曲をさすようになり、なかでもドボルザークのピアノ曲『八つのユモレスク』(作品101、1894。第七番変ト長調にはバイオリン用編曲もある)や、チャイコフスキーのピアノ曲(作品10の2、1871)が有名である。[寺本まり子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユモレスク」の意味・わかりやすい解説 ユモレスクhumoresque 19世紀の,気まぐれでユーモアのある器楽曲につけられた名称。シューマンのピアノ曲『ユモレスク』 op.20 (1839) ,ドボルザークのピアノ曲集『8つのユモレスク』 op.101 (94) などが知られている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by