デジタル大辞泉
「ユラン半島」の意味・読み・例文・類語
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ユラン半島
ユランはんとう
Jylland
ドイツ語ではユトラント Jutland。ヨーロッパ中北部,北海に突出するデンマークの半島。古くはケルソネススまたはキンブリカと呼ばれたが,ゲルマン系の部族ユート人が定住したことからユトラントと命名され,広義にはドイツのシュレースウィヒホルシュタイン州をも含む。政治的には,1919年のベルサイユ条約でユランはフレンスボルフィヨルド以北と定められた。行政上は7県に分れ,最南の南ユランス県はかつての北スレスビ (シュレースウィヒ) である。低平な波状地形をなし,最高点でも標高 172mにすぎない。西部は強風にさらされ,かつ土地がやせており,港湾はエスビエルのみであるが,東部は比較的肥沃で世界的な酪農地帯を形成し,人口も密集している。オールフス,オールボル,フレデリックスハウン,キール (ドイツ) などの都市が発達し,すぐれた港湾がある。半島基部のキール運河でバルト海と北海が結ばれる。面積2万 9766km2。人口 238万 4481 (1991推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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