ユンチョン(運城)市(読み)ユンチョン(英語表記)Yuncheng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユンチョン(運城)市」の意味・わかりやすい解説

ユンチョン(運城)〔市〕
ユンチョン
Yuncheng

中国華北地方,シャンシー (山西) 省南西部の市。ユンチョン地区の行政中心地がある。ユンチョン盆地にあり,省の綿花と小麦の主産地。南部にあるシエ (解) 池は古くから中原における食塩の大産地として知られ,北岸のアンイー (安邑) には漢代から塩官が駐在した。県庁のあるユンチョン鎮も塩の集散地として発達してきたが,シエ池の塩と芒硝を原料とする化学工業も盛んである。隣接県にもまたがる銅の鉱床が発見され,その開発拠点ともなっている。機械,製粉,食用油などの工場もある。トンプー (同蒲) 鉄道が通る。人口 49万 2285 (1990) 。

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