ヨーロッパバイソン(読み)よーろっぱばいそん(その他表記)European bison

翻訳|European bison

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヨーロッパバイソン」の意味・わかりやすい解説

ヨーロッパバイソン
よーろっぱばいそん
European bison
wisent
[学] Bison bonasus

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の動物ヨーロッパヤギュウともいう。雄は肩高1.5~2メートル、体長2.7~3メートル、尾長50~110センチメートル、体重600~1000キログラム、雌は一回り小さい。1921年から30年にかけて野生のものは絶滅し、動物園などで飼育されていたものが、国際的な増殖活動により増加しつつある。

中川志郎


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨーロッパバイソン」の意味・わかりやすい解説

ヨーロッパバイソン
Bison bonasus; European bison

偶蹄目ウシ科。体高 1.8m内外で体重は 800kgにも達する。頭,頸,胸などは長い毛でおおわれている。ヨーロッパに広く分布していたが,現在ではポーランドなどに少数が保護されているにすぎない。世界各地の動物園で 200頭以上が飼育されており,野生状態のものも含めすべての個体が登録されている。

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世界大百科事典(旧版)内のヨーロッパバイソンの言及

【バイソン】より

…偶蹄目ウシ科の哺乳類。ヨーロッパバイソンBison bonasusとアメリカバイソンB.bison(イラスト)の2種がある。体長210~350cm,尾長50~60cm。…

※「ヨーロッパバイソン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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