ヨーロッパ防衛共同体条約(読み)ヨーロッパぼうえいきょうどうたいじょうやく

百科事典マイペディア の解説

ヨーロッパ防衛共同体条約【ヨーロッパぼうえいきょうどうたいじょうやく】

1952年フランスイタリア西ドイツおよびベネルクス3国が締結。西欧防衛のための超国家的軍事機構の組織目的とし,特に西ドイツの再武装と北大西洋条約機構NATO)への結びつけがねらいだったが,フランスが批准を拒否したため未発効。代わって1955年新たな西ヨーロッパ連合が成立した。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android