日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ランシング(アメリカ合衆国)らんしんぐLansing アメリカ合衆国、ミシガン州南部の都市で、同州の州都。グランド川、レッド・シーダー川、シカモア川3河川の合流地点に位置する。人口11万9128(2000)。周辺は農業地帯が広がるが、交通網の発達した商工業の中心地であり、とくに自動車工業都市の一つとして広く知られる。大小の自動車関連工場が多く集まるほか、農機具、化学工業などほかの工業の進出もみられる。また、農産物の取引地としても重要である。1837年に入植が始まり、47年には州都となり、59年より市制が施行された。1897年に自動車工業がおこり、急速な工業化の契機となった。[作野和世] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例